猫好きパティシエールが始めたねこ菓子屋・Bleu le jour

猫好きパティシエールが始めたねこ菓子屋・Bleu le jour

〝りんちゃん〟は大事な家族でありパートナーでありお店の守り神

コロナを機にUターン起業を発起し群馬県でお店をオープンさせたというオーナー。私が考える焼菓子を存分に作りたかったということ、また大好きな猫モチーフのお菓子を作りたい、という単純な発想もありました(笑)。店名の『Bleu le jour』は、フランスのことわざからヒントを得た言葉で、“よい日・ハレの日”を意味しています。『毎日、いつだってハッピーに過ごしたい。だから、なんでもないも日おめでとう』と、いつもそばに置いていただけるようなお菓子作りを心がけています。

数年前、とても奇遇な出来事があり仔猫の〝りんちゃん〟を引き取ることになりました。当時は今では考えられないくらい人に対し臆病でしたが、その反動からか今では誰にでも進んで接するオープンな性格になりました。察したかのように適度な距離感を保つところは、まさに人を見ているかのように錯覚してしまうことがあります。ただ、抱っこは苦手ですぐに逃げてしまいますが、お店ではいつもお客様に可愛がられ、天気の良い日には日向ぼっこをし過ごしています。もちろん仕込み中はケージの中で過ごさせますが、ケージから出すと店内やお店のドア越しにパトロールをします。また、おやつやご飯の時間がわかるようで、時間になると鳴いてせがんできます。今では〝りんちゃん〟を訪ねてやって来るお客様もできました。〝りんちゃん〟がいるおかでたくさんのご縁だけではなく、お菓子のアイデアを私にもたらしてくれました。〝りんちゃん〟は大事な家族でありパートナーであり大袈裟にいうとお店の守り神かもしれません。

写真/横山君絵 文/伊藤努
■Information■
群馬県みどり市笠懸町鹿245-2
https://r.goope.jp/bleulejour/free/about
@bleu_le_jour

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